October 22, 2025
🚚2025年繁忙期サーチャージ完全ガイド:FedEx・UPS・DHLの追加料金を一目でチェック!
秋冬シーズンが近づくと、越境ECセラーにとって最も気になるのが「繁忙期サーチャージ(Demand / Peak Surcharge)」です。
10月〜翌年2月は世界的に出荷量が急増するため、主要な国際宅配会社——FedEx、UPS、DHL——は例年通り追加料金を導入します。
この記事では、日本発の出荷に適用される2025年最新の繁忙期サーチャージ情報を分かりやすくまとめました。
「いつから?いくら?どこまで?」を一目で把握できるように、表付きで解説します。
📦 繁忙期サーチャージとは?
繁忙期サーチャージとは、貨物量が急増する期間に発生する追加料金のこと。
人件費、航空運賃、燃料コストなどの上昇をカバーするために設定され、通常の運賃に加算されます。
この時期、特にアメリカ・ヨーロッパ向けの航空スペースは逼迫しやすく、
「サーチャージ込みの最終運賃」を把握しておかないと、利益を大きく圧迫する恐れがあります。
✈️ 日本発 各社の繁忙期サーチャージ一覧(2025)
| 会社名 | 適用期間 | 主な対象地域 | 日本発の追加料金 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| FedEx | 2025年10月20日〜12月21日 | アメリカ/ヨーロッパ/カナダ/イスラエル など | ¥850/kg 相当(地域により変動) | 12月22日以降は再調整予定。燃料サーチャージ別途適用。 |
| UPS | 2025年10月12日〜翌年未定 | アメリカ/ヨーロッパ/中東・アフリカ など | ¥170/kg(米・欧向け) ¥96/kg(アジア域内) |
アジア域内も加算対象。期間中は複数条件での重複課金あり。 |
| DHL | 2025年10月1日〜2026年2月16日 | 全世界(アジア・欧米含む) | USD 0.10〜2.20/kg(路線別) | 最長5か月にわたり適用。国・地域ごとに細分設定あり。 |
📝 ポイント:
-
UPSは日本発→米国で最大170円/kgの加算。
-
FedExとDHLも昨年より期間が長く、全社とも燃料サーチャージが上乗せされます。
-
DHLは適用期間が最も長く、翌年2月まで継続する点に注意。
🏬 Amazon FBA倉庫も追加料金に注意!
実は追加料金がかかるのは配送だけではありません。
Amazon FBA倉庫も、2025年10月26日から「繁忙期入庫サーチャージ」を導入予定です。
| 期間 | 小型・標準サイズ | 特殊取扱費 | 大型商品 | 超重量商品 |
|---|---|---|---|---|
| 10/26〜11/22 | +$0.4/件 | +$8.25/件 | +$90/件 | +$485/件 |
| 11/23〜12/27 | +$0.6/件 | +$10.8/件 | +$107/件 | +$540/件 |
| 12/28〜1/17 | +$0.4/件 | +$8.25/件 | +$90/件 | +$485/件 |
🛒 注意点:
-
出荷日が繁忙期内に含まれる場合は、注文日ではなく出荷日基準で課金。
-
「大型」「超重量」カテゴリーは追加で上乗せされるため、
低単価商品の場合は利益がほぼ消えるケースも。
💡 日本セラー向けの対策ポイント
-
早めの在庫補充と分散出荷を!
10月中旬にはすでにUPSとFedExが加算開始。
遅くとも10月初旬には海外倉庫向けの発送を終えておくのがベスト。 -
軽量化&サイズ最適化を意識
各社が「1kg単価」で加算するため、パッケージの小型化がコスト削減の鍵。
軽量商品を優先して繁忙期を乗り切ろう。 -
燃料サーチャージを常時チェック
原油価格により毎月変動。11〜12月は値上げ傾向が強いので、
最新レートをFedEx/UPS公式ページで確認しておこう。 -
FBA納品スケジュールを逆算
Amazon倉庫の受付遅延が発生しやすい時期。
「早すぎず・遅すぎず」を狙って計画的に搬入を。
🚀 まとめ:繁忙期は“スピード+コスト管理”が勝負!
2025年の繁忙期は、物流全体が長期戦化しています。
FedEx・UPS・DHLの追加料金に加え、Amazon倉庫側のコストも上昇。
つまり、今年のQ4は「売上アップ=利益アップ」とは限りません。
越境EC事業者にとって最も大切なのは、
👉 どのタイミングで・どのルートで出荷するか を見極めること。
そして、コストの見える化と安定した輸送ネットワークを持つパートナーと組むこと。
YunExpress Japanでは、繁忙期でも安定した航空便・税関対応・追跡サポートを提供し、
日本セラーのスムーズな海外出荷をサポートしています。